梅の花に魅せられて(2013年03月) 

今年の冬は寒さが厳しく、梅の開花が例年よりかなり遅れているとのことです。
と、他人事のように書いたのは、いままで梅の花にはあまり関心がなかったからです。
寒風の中に花開く梅は、春が近いことを教えてくれる花であることは承知していますが、
お花見やライトアップで盛り上がる「さくら」に比べれば、私にとっても梅は地味な存在でした。

そう言えば、NHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」の中で、「松子」「竹夫」の妹である「梅子」が
「松竹梅」のグレードにこだわって、自分の名前を気に入らないことに対して、松子の婚約者が
「梅は、桜より先に咲いて、人々に希望を与える花」であることを説く場面がありましたね。

なにはともあれ、菅原道真をおまつりし、梅の名所である北野天満宮を3月初めに訪れました。
1月の「初天神」以来の再訪です。新聞やネットの「梅だより」によれば、三分咲きだとか。
公式HPには、50種類1500本の梅の木があると書いてありました。

時間はたっぷりあったので、ゆっくりと歩きまわって写真に収めました。
私には、種類も名前もわかりませんが、その可憐な花とほのかな香りにすっかり
魅せられてしまいました。

梅の花は、質素と控えめを美徳とする日本人にこよなく愛される花であることを、
この歳になってようやく理解できたような気がしました。
 
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