ぶらり歩き(2013年12月)

相変わらず、あちこちへ出かけては、ぶらぶらと歩いています。

京都タワー
京都駅前の京都タワーがお気に入りです。
ロウソクをイメージしたタワーだと思い込んでいたのですが、灯台がモデルだそうです。
ある夜、ライトアップされたタワーと月がきれいだったので、
いにしへの京(みやこ)の駅に降り立てば紅きタワーに月ぞかかるる
即興ででっち上げた31文字ですので和歌には程遠い代物です。

皇子山から三井寺へ
大津京あたりに所用があって、ついでに皇子山から三井寺まで山道を歩いてみました。
お寺とはまた違う秋の風情が楽しめました。皇子山は天智天皇の皇太子・大友皇子が
自害した地だそうですが、いまは多くのスポーツ施設があり、琵琶湖マラソンの起点でもあります。
皇子が丘公園は緑が多く、急な石段もないので壮年の散策にはもってこいですね。

歌謡コンサート
昨年に続いて「夢コンサート」大津公演へ。元フォーリーブスの江木俊夫の司会で、
尾藤イサオ、大野真澄(ガロ)、小川知子、あべ静江、柏原芳恵、西口久美子(青い三角定規)、
フィンガー5の晃、あいざき進也、そしてリハビリ中の西城秀樹。
昔懐かしい歌を生で聴けました。みんなアラ還なのになんとも若々しい。負けてはいられません。
コンサートを終えて外に出たら、びわ湖上にツリーが並んでいました。

大和郡山と法隆寺
城めぐりが高じて、大和郡山に出かけました。金魚で有名な町ですが、お城を中心とした
街づくりが進んでいます。郡山城は秀吉の弟の秀長が整備した城ですが、関ケ原での敗戦や
大坂夏の陣での豊臣家の凋落によって、その後は悲しい運命をたどったようです。
ついでに、2駅先の法隆寺を訪れました。多くの国宝や重文にじかに接することができるのですが、
なかなかその真髄が見えてきません。もっとまじめに予習と復習をしないといけませんね。

有馬記念
久しぶりに競馬場に出向いて馬券を買ったところ、珍しく3連単馬券が的中しました。
ただし、配当は5千円でした。TV観戦ながら、ラストランというオルフェーヴルの
ぶっちぎり優勝には、ただただ恐れ入りました。

柳生の里にも行きました。といっても、さすがに柳生街道を歩く元気はなかったので、
奈良駅から一日2本というバスに乗って約1時間で到着しました。観光客はほとんどいなくて、
勝手もわからず、おまけに観光案内所は年末休業。しかたがないので、案内標識に従って
一刀石」と「十兵衛杉」を訪問。里の景色は、子どものころに遊んだ六条院の自然と
オーバーラップして懐かしく感じました。帰り際には雪が落ちてきました。
春になったら、街道をのんびり歩いてみたいと思いました。

今年の城めぐり納めで、丸岡城(福井)へ。柴田勝家の甥の勝豊が1576年に築いた城で、
江戸時代には本多氏、有馬氏が城主となり、例によって明治に廃城となりました。
その後、堀は埋められ、昭和23年の福井大震災で倒壊し、昭和30年に修復されたそうです。

現存する12天守の一つで、その中でも最古の建築といわれています。天守内に入ってビックリ
したのは、なんとも急な階段でした。犬山城、丸亀城、彦根城の階段も相当に急傾斜ですが、
丸岡城のそれはまるで絶壁のようで、登り下りのためのロープが用意されているほどです。
高所恐怖症なので、どうなることかと思いましたが、なんとか3階まで登りました。
ところが、降りるほうがもっと怖く、むかしアンコールワットの急な階段で泣きそうに
なったのを思い出しました。天守の傍には、有名な「一筆啓上」の碑が立っていました。

大津を出るときには晴天であったのが、だんだんと雪景色となり、福井では冷たい雨が
降ってきました。さて、12天守のうちまだ訪れていないのは、備中松山城、伊予松山城、
宇和島城、高知城の4城となりました。来年が楽しみです。
 
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京都タワー
皇子山
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