篠山城、竹田城、安土城(2013年09月)

残暑厳しい中、丹波篠山城跡竹田城跡安土城跡をたて続けに訪れました。

丹波篠山は初探訪です。江戸時代初期に築城された「篠山城」には、もともと天守閣が
存在しなかったそうです。石垣は近江の穴太(あのう)衆による「野面積み」。
たしかに、雑然とした石積みですが穴太衆の技は実に頑丈であるとの定評があります。
公式行事に使用された「大(おお)書院」は昭和19年に焼失し、平成12年に復元されたもの
だそうです。

お城の堀の西側には武家屋敷が並んでいて、そのうちの一軒の安間家を見学させてもらいました。
意外に質素な暮らし向きだったようです。庭にある水琴窟の音色がなんとも優雅でした。

お昼に「オムトロ丼」を頂きました。地産の「山の芋」がたっぷり入ったオムレツと丹波牛の
取り合わせが絶妙でした。お八つには創業150年という和菓子屋さんで栗と梅のお饅頭に舌鼓を打って、
「余は満足じゃ」などとウソブきながら帰宅しました。
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続いて、竹田城へ。築城は1400年代ですが、戦国時代末期(1590年ごろ)に
本格整備され、関ケ原で負けた直後の1600年に廃城という実に短命の城郭だったとか。
ここの石垣も穴太衆による野面積みでした。だから現在まで崩れずに残ったのでしょう。
NHKの大河ドラマ「天と地と」のロケまでは荒れ放題だったそうです。

標高が350mもあるので、電車で行くとけっこうタフな城です。それにしてもマイカーや
観光バスで見物客が来るワ来るワ。しかもまだミンミンゼミの鳴く残暑で、救急車や消防車も
出動する有様です。雲海は有名ですが、今日は人海の竹田城を見ました。
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最後は、約30年ぶりに地元・安土城址へ。なんと有料になっていました。標高199mの安土山を
麓から上ると高低差は100mほどなのに、石段の連続と残暑でどっと汗が吹き出ました。たしかに
石段には石仏が寝かされていました。石垣や天守跡を巡り、一息つきながら山上からの眺望を
楽しめるかと思いきや、あいにくのモヤで西の湖は霞んでいました。

ついでに「安土城考古博物館」、「信長の館」、「城郭資料館」を相次いで見学し、1576年に
築城され、わずか3年後に焼失した安土城についていろいろ学ぶことができました。復元された
城の様子からは、信長のスケールの大きさを改めて知らされました。
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このほかのお城の写真は、こちらのページで。

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丹波篠山城跡
竹田城跡
安土城跡 復元された安土城天守

  
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