針江生水(しょうず)の郷と桂離宮(2014年07月)

針江生水の郷(はりえしょうずのさと:滋賀県高島市)を訪ねました。2度目です。

突然の訪問にも関わらず、ガイドさんが駆けつけてくれて、
1時間余りあちこちを丁寧に案内してくださいました。
受付でAコース千円を支払ったらパンフと竹筒を下さいました。

この地は、マスコミや外国人の訪問も多く、第9回エコツーリズム大賞(2013)も
受賞されたそうです。年間を通して約13℃の湧水が「かばた(川端)」と呼ばれる
壺池にあふれています。受付でもらった竹の筒に水を汲んで飲んでみましたが、
実に冷たくてうまかったです。

今回の新しい知見としては、
・湧水の量はびわ湖の水位と連動している。
・道路の下には真空の下水管が敷設されていて家庭排水は
 常夜灯を兼ねた「吸気装置」によって下水道に導かれている。
・吸気装置の電源は小型ソーラーや水車。
・以前は「清水(しょうず)」と言っていたのを、「命の水」という
 思いを込めて「生水(しょうず)」と呼ぶことにした。
・かばたで飼っているコイは食べたりはしない。
・この湧水の商業利用(○○のおいしい水など)は国の法律で禁止されているが、
 多くの人(喫茶店経営の人など)がポリタンで水を汲みに来る。
などです。

ガイドさんのお宅にも案内していただいて、「かばた」で冷やした
生のきゅうりをご馳走になりました。暑さが吹き飛びますね。
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大粒の雨の中、桂離宮を見学(修学院離宮の時も雨でした!)。
江戸初期に造られた宮家の別荘で、池の周りに書院と茶室が建っています。

ガイドさんのあとを一列縦隊で追いかけ、しかも滑りやすい飛び石の上を必死で歩くと
なると、なかなか風情を感じる余裕がありませんでした。(>_<)
写真も雨が写り込んで散々でした。

たしかに、歴史・文化的な価値は大きいのでしょうが、
庶民の一人からみれば、年貢(税金)を使った道楽のような気もしてきました。
 
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生水(しょうず)の郷受付 針江大川 コイを飼っています 常夜灯を兼ねた吸気装置
かばた(川端) かばた(川端) 梅花藻もありました かばた(川端)
お寺のお池にも湧水が 天然の冷蔵庫 新旭駅前 トケイソウ
雨の桂離宮
雨の桂離宮
  
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