中国(China)その1・・上海、蘇州、無錫、太湖  中国(その2)へ

上海(Shanghai)
 上海は、私にとって初めての外国旅行で降り立った地です(1984年)。上海駅から列車(軟座車)に乗って南京に赴きました。中国科学院南京地理研究所との共同研究の打ち合わせでした。
 その後、上海は何度も訪れましたが、急速なビルラッシュや近代化には目を見張るものがあります。最近では、2009年の皆既日食や翌年の万博で訪れましたが、日食は雷雨、万博は超人混みということで、いずれも残念な結果に終わりました。
 外灘や南京東路を散歩したり、豫園でお茶したりするのが好きです。テレビ塔や高層ビルからの夜景見物もいいですし、上海雑技団は一見の価値があります。
 乗り継ぎで上海国際空港(浦東)はよく利用しましたが、国内便は虹橋空港発着が多いので注意が必要ですね。
 
上海駅にて 上海環球金融中心(地上492m)からの展望
豫園 外灘からの眺め
上海雑技団 皆既日食ツアー

蘇州(Suzhou)
蘇州には1日しか滞在しなかったのですが、水に恵まれた美しい町でした。
虎丘や寒山寺などの名所は、さすがに素晴らしかったです。
ここで、馬馬虎虎(ママフフ)という怪しげな中国語をおぼえました。意味は「まあまあだね」でしょうか。
 
蘇州駅(1984年) 蘇州駅(1984年)
虎丘 寒山寺

無錫(Wuxi)
かつては「有錫」と呼ばれたほどの錫の産出地であったのが、掘り尽くして「無錫」になったと聞きました。一昔前の「無錫旅情」という日本の演歌でも知られています。太湖畔の風光明媚な都市で、太湖調査でよく宿泊しました。
湖畔の名勝「亀頭渚」という名前には、思わずニヤリとしてしまいました。
 
無錫駅(1984年) 無錫のホテル(1984年)
亀頭渚 観光船

太湖(Lake Taihu)
太湖はびわ湖の4倍ほどの面積を持っていますが、平均水深は2mほどです。南京地理研究所との共同研究で、何度か船に乗って湖流や水質の調査を行いました。
1984年に初めて湖の湖を訪れた時には、水の濁りに驚きました。無謀にも湖に飛び込んで水泳をして船にあがると目がチクチクと痛み、鏡を見ると真っ赤に充血していました。太湖の懸濁物が目に入って、急性の結膜炎を起こしたのでした。
 
太湖の漁船(1984年) アオコ
濮教授と水泳中 太湖の夕暮れ

中国(その2)へ続く

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