九州の城めぐり(2015年12月) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨年の夏に九州のいくつかの城を巡りましたが、2度目の今回は、 日本100名城に選定されている九州の城を訪ねました。 それぞれの城の概要については「お城めぐり」のページをご覧ください。 初日(11月30日) 新大阪から九州新幹線の「さくら」に乗車し、小倉で乗り換えて大分に到着後、 夕陽のあたる大分城(府内城)を訪れました。 安土桃山時代の末期に築かれた城で、櫓、石垣、堀などが残っています。 ただ、城内はガランとしていて、駐車場などに利用されていました。
2日目 大分から豊肥本線で豊後竹田へ。駅には早くも門松が飾られていました。 めざす岡城は山城なので、行きはタクシー利用しました(1000円)。 岡城駐車場で入城料300円を支払うと、城案内の巻物をくれました。 石垣の上の紅葉が見ごろで、青空に映えて実にきれいでした。 岡城といえば、「荒城の月」ですね。滝廉太郎の銅像がありました。 徒歩で下山して、武家屋敷や滝廉太郎記念館を巡りました。 観光案内所で勧められた小さなレストランで素朴でおいしい昼食を頂きました。 大分から宮崎に向かいましたが、特急でも3時間半かかりました。 宮崎駅では卒業生の宮下さんが出迎えてくれて、地鶏と焼酎を楽しみました。
3日目 宮下さんがお休みをとって、マイカーで宮崎を案内してくれることになりました。感謝! まずは予定していた飫肥(おび)城へ。南国情緒を感じさせるヤシの街路樹や沿道の案内を 聞きながら車で約1時間。聞けば、飫肥は彼女のお父さんの出身地だとか。 飫肥城をのんびりと散策し、弓矢に挑戦しました。難しかったですが、1本は的中しました。 お昼は有名なお店で「まぐろ丼」をいただきました。途中からだし汁をかけて食べました。 さすがに美味でした。 そのあと、鵜戸神宮にお参りし、運玉投げに挑戦。二人とも見事に命中しました。 続いて、小雨の中を青島に案内してもらい、神社に参拝しました。鬼の洗濯岩が見事でした。 宮下さんと再会を約束して、一路、鹿児島に向かいました。雨脚が強くなってきました。
4日目 鹿児島中央駅から市電に乗って市役所前で降り、鹿児島城(鶴丸城)へ。 お堀と石垣が島津氏の栄華を伝えてくれます。 城内には篤姫の銅像と、黎明館という歴史資料センターがありました。 次に、市内循環バスに乗って城山へ。桜島は少し霞んでいました。 鹿児島を後にして、新八代→八代→人吉と移動しました。 人吉城へは駅から徒歩約15分でした。球磨川沿いに城壁が見えてきました。 この城には建物は残っていませんが、石垣が見事で、案内板もわかりやすく整備されていました。
5日目 佐賀城へは佐賀駅から徒歩20分でした。 鯱(しゃち)門という立派な門が残っています。 門扉には佐賀の乱で撃ち込まれた銃弾の跡がみられます。 城内には本丸御殿(歴史館)が復元されています。 続いて、吉野ヶ里遺跡へ。JR吉野ヶ里公園から徒歩15分でした。 園内には櫓や住居などが復元されていて、ガイドさんが丁寧に説明してくれました。 佐賀から唐津に移動し、さらにバスに揺られて名護屋城へ。 秀吉の朝鮮征伐の拠点として築かれた城で、広大な敷地を有しています。 いたる所で石垣からの落石が見られました。 城の近くには博物館があり、充実した展示がなされていました。
6日目(最終日) 伊万里から松浦鉄道で「たびら平戸口」へ。我が国最西端の駅だそうです。 さらにバスに乗って、平戸大橋を渡ると平戸島です。 市役所あたりから少し坂を登ると平戸城の天守が見えてきました。 入城料を支払って、天守に登ってみました。すぐ下には櫓と海が見えます。 城山を降りて港あたりを歩きながら、城の遠景を撮ってみました。 6日間で9城を巡りました。すべて100名城に含まれています。 交通の便の悪い城が多く、あまりゆっくりできなかったので、 次に機会があれば、もっとのんびりと九州をエンジョイしてみたいと思います。 (おわり)
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