中国(China)その2・・南京、武漢、広州、北京  中国(その3)へ

南京(Nanjing)
南京地理湖泊研究所との共同研究で、南京には何度か滞在しました。市内を長江が流れていて、南京大橋の威容が目に焼き付いています。
歴史のある都市で、中山陵や紫金山天文台も訪れました。南京大虐殺紀念館(侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館)にも行きましたが、すごい動画でした。北京や上海に比べると、南京にはまだ情緒が残されていますね。
 
南京地理研究所(1984年) 南京長江大橋
紫金山天文台 市内の玄武湖での漁労

武漢(Wuhan)
1984年9月に南京から船に乗って、長江をさかのぼること48時間で武漢に到着しました。目的は、中国科学院水生生物研究所の訪問です。当時は、ヨウスコウイルカという淡水イルカが生存していて、研究所のプールでも泳いでいました。残念ながら、現在では絶滅してしまったそうです。
2日間の船旅はけっこう快適で、食事や酒、そして「エンペラー」というカードゲームを楽しみました。月餅も意外とうまかった記憶があります。
 
長江を航行する客船 船内での食事は大きな楽しみです
水生生物研究所 ヨウスコウイルカ

広州(Guangzhou)
広州には1泊しただけですが、さすがに大都市ですね。ちょうどクリスマスシーズンだったので、ホテルの飾りつけも迫力がありました。
夜に町を散策していたらコンビニ(便利店)を見つけました。酒の肴とビールを買いました。安かったです。
 
ホテルのクリスマスツリー コンビニ

北京(Beijing)
 武漢から寝台列車に乗り北京を訪れたのが1984年9月でした。その後、何度か北京には降り立ちましたが、飛行機の乗り換えが多かったです。ただし、北京空港には4つもターミナルがあるので、注意が必要ですね。王府井では「北京ダック」を食べましたが、私には油こくって、むしろ南京あたりの鴨料理のほうが好きです。
 雨上りの万里の長城は実に滑りやすく、あやうく大怪我をするところだったので、2度と訪れていません。冬の北京の寒さは厳しく、市内の池は凍りつき、持参した水質計も寒さで作動不能となってしまいました。
 日中戦争の発端となった盧溝橋の近くには「中国人民抗日戦争紀念館」が建っていました。これも南京の虐殺記念館と同様に日本人が見学するのにはいささか抵抗のある展示がありますね。
 
北京駅 天安門広場
故宮 万里の長城
王府井 盧溝橋

中国(その3)へ続く

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